ベンチャーの世界に飛び込んだきっかけは、“バイオを産業化したい”という想い。
大学発バイオベンチャーであるオキシジェニクスは、大学の研究成果を市場に商品として送り出すための技術のブラッシュアップの役割を担っています。私が所属する横浜ユニットは大学に最も近く、大学の技術を開発のレールに乗せることがミッションになります。特にオキシジェニクスは早稲田大学理工学部、慶應義塾大学医学部の二つの大学の技術を基にした会社であり、また多数のアカデミックとのコラボレーションを積極的に進めていることから、アカデミック技術の吸収と統合が横浜ユニットの重要な役割となっています。
その中で、私が担当しているリポソーム製剤の開発は、OXY-0301開発によって培われた早稲田大学のリポソーム設計技術を、実際の医療にどのように応用するかを示していく役割をもっています。有用なリポソーム製剤の開発には、対象となる疾患、医薬品の知識から特許性、市場性、医療ニーズなど多くの事柄から最適な解を示していくことが要求されま す。実際には、上記のようなコンセプトに基づいて作製したリポソーム製剤候補のin vitro, in vivoにおける評価・分析を行い、その情報をリポソーム製剤設計にフィードバックし製剤の最適化を進めていきます。
アカデミックの世界から私がベンチャーの世界に飛び込んだきっかけは、“バイオを産業化したい”という想いでした。現在の仕事は、バイオ研究における最新の研究成果を、オキシジェニクスにおける医薬品開発のプロフェッショナル集団へとつなぐことです。その橋渡しの最初の一端を自らが担っていることを強く実感でき、想いを実現することができる環境だと思います。会社の人数が少ない分一人一人に対する期待や責任は大きいです。任せられる仕事も多い上に勉強することも多いです。しかし、面白い。それがオキシジェニクスの一番の魅力だと思います。 |